[Armadillo:03905] Re: Armadillo-500 の top コマンド

Takenoshita Koyo email@hidden
2009年 1月 16日 (金) 12:07:34 JST


> ここで、dpkg コマンドでインストールするソースは
> atmark-dist-20081018 の中へ展開されるべきと思いますが、
> 単純に、root で dpkg -i を実行したときは、Linux サーバの 
> Debianソースへ追加される気がします。
>
> インストール先のディレクトリの指定が必要でしょうか?
> また、それはどうやればいいでしょうか?
開発用のLinux サーバのroot権限がある場合は、
クロス開発用ライブラリも通常どおりdpkg -iでインストールすればよいです。
(atmark-dist以下にインストールする必要はありません。)

[PC ~]$ wget http://download.atmark-techno.com/debian/etch/libncurses5-arm-cross_5.5-5_all.deb
[PC ~]$ sudo dpkg -i libncurses5-arm-cross_5.5-5_all.deb
とすると、/usr/arm-linux-gnu/lib/ にクロス開発用のライブラリがインストールされます。

[PC ~]$ wget http://download.atmark-techno.com/debian/etch/libncurses5-dev-arm-cross_5.5-5_all.deb
[PC ~]$ sudo dpkg -i libncurses5-dev-arm-cross_5.5-5_all.deb
とすると、 /usr/arm-linux-gnu/include/[*1] にクロス開発用のヘッダファイルがインストールされます。

atmark-dist でビルドするときは、ヘッダファイルへのインクルードパスが通っているので、
コンパイル時には/usr/arm-linux-gnu/include/ 以下のヘッダファイルを参照します。

また、atmark-distのビルドシーケンスの途中で、lib-inst.sh[*2]というスクリプトが
ユーザランドのバイナリが必要とするクロス開発用のライブラリを
/usr/arm-linux-gnu/lib/ から探してきて、
自動でromfsディレクトリにコピーするようになっています。

[*1]: /usr/arm-linux/ は、/usr/arm-linux-gnu/ へのシンボリックリンクになっています。
[*2]: atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/Common/tools/lib-inst.sh

-- 
Koyo Takenoshita



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