[Armadillo:07181] Re: [Armadillo-440] I2C通信で失敗する

Takenoshita Koyo email@hidden
2011年 4月 28日 (木) 16:45:55 JST


竹之下です。

> ・I2Cの端子については、現在端子が正常動作するかを確認中であるとして
>   ハードウェアが壊れるとは具体的にどのような状態を指すのか。
前回ご説明した通り、ご報告いただいた過程から考えて、入出力ピン(入出力端子)に
絶対最大定格を越えた電圧(過電圧)が印可された可能性があります。

過電圧により入出力ピンが破壊されたと仮定した場合、以下の故障モード
が考えられます。(一般的なCMOSデバイス全般について言えることです。)

- ショート(短絡)
- オープン(開放)
- リーク電流増
- 耐圧劣化
- Vth、hFE変動
- 動作不安定

参考
- http://japan.renesas.com/media/products/common_info/reliability/reliability_handbook/pdf/rjj27l0001_04.pdf
- http://www2.renesas.com/quality/ja/download/PQ10478JJ02V0TN_ch03.pdf

> ・壊れているかは、どのように確認することができるのか。
オシロスコープ等で実際の挙動を測定してみることで確認できると思います。

TIPS:
Linux Kernel Configurationで、以下のようにコンフィギュレーションを
変更すると、CON14のピンをGPIOとして使うことができるようになります。
そうすることで、測定がしやすくなると思います。

  System Type  --->
    Freescale MXC Implementations  --->
      MX25 Options  --->
        Armadillo-400 Board options  --->
          [ ] Enable I2C2 at CON14 #チェックを外す

> ・今回のエラーはハードウェアのどの部分の破損により発生すると考えられるのか。
入出力ピン(CON14 3, 4ピン)です。
特に、CON14 4ピン(I2C2_SDA)の可能性が高いと思います。

> ・ルネサス側の端子はオープンドレインですが、アルマジロ側の端子は
>   どのような出力形式になっているのか。
"ルネサス側"というのが、独自機器のことですね?

Armadillo-440 液晶モデルのI2Cに使用しているピンは、
「22 kΩ プルアップ/オープンドレイン」となっています。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-1.4.1/ch03.html#table-armadillo-440-lcd-model-exp-iface-layout

-- 
Koyo Takenoshita




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