[Armadillo:07490] Re: Armadillo-9 の割り込みのフリップフロップ

matsui email@hidden
2011年 8月 29日 (月) 16:36:54 JST


松井です。

(2011/08/27 14:10), Yasuhisa Nakamura wrote:
> 中村です。
> 
> [Armadillo:07418]
>>> [Armadillo:05595]の波塚さんのご説明で間違いがないのであれば、
>>> マニュアルの修正を望みます。
>> 申し訳ありません。作業漏れでした。
>> 社内のタスク管理システムに登録しましたので、次はキチンと作業したいと
>> 思います。
> 
> 8月27日のアナウンス[Armadillo:07486]で、Armadillo-9のドキュメントの
> 修正もあったとのことですので、該当部分をみてみました。
> 
> Armadillo-9のハードウェアマニュアルVer.1.1.5のPDF版のP36、
> 図6.1、表6.4とその下の説明文です。
> 
> [Armadillo:05595]での波塚さんの説明は次のようなものでした。
>>>> Armadillo-9のハードウェアマニュアルに記載しているFFは、
>>>> ご指摘の通りエッジ検出と保持を行っております。
> ...
>>>> IMRが"1"の場合に、割り込み入力のマスクと同時にISRの値をクリアする処理も含まれています。
> 
> ハードウェアマニュアルP36の本文説明で、
> 「IRQxはアクティブハイ信号です」
> 「割り込み入力は次段のISRを構成しているFFで値を保持されます」
> 
> 図と表では、
> - ISRはD-FF、
> - D入力にIMRを通ったIRQx、
> - CLKは"from CPU"の"rise edge"
> となっています。
> 
> これでは、波塚さんの説明
> ・IRQx入力の(立ち上がり)エッジ検出と保持
> にはならないのではないでしょうか?
> 

ご指摘いただきましたとおり図6.1ではエッジ検出とは見えませんね。

図6.1のFFは、実際にはステートマシンが組まれており、クロック幅よりレベル
検出およびエッジ検出と保持が可能になっております。

VERSION 1.1.5の修正では、IMRによりIRQがマスクされることを強調するあま
り、エッジ検出の部分がおろそかになってしまい、申し訳ございません。

FFのイメージとしては、D-FFではなく、同期型のRS-FFが適切と思いますが、
このあたりが適切な表現となるように検討いたします。

> また、波塚さんの説明のもう1点、
> ・IMRが"1"の場合に、割り込み入力のマスクと同時にISRの値をクリアする
> が、図にも本文にも記載がありません。
> 

次の箇所がご指摘いただいた内容を説明箇所となります。

”マスクビットが ”1”の場合割り込み入力がマスクされ、次段のFF には"0"が入
力されます。”(Page-36)

図6.1に示されているように、IRQxはマスクビットの反転と共にANDゲートに入力
されていますので、”マスクビットが ”1”の場合にはAND出力が"0"になり、次段
のFFには"0"が入力されますので、ISRの値がクリアされます。

上記のエッジ検出の内容と合わせると、誤解の原因となりそうですので、適切な
表現となるように検討いたします。

> 
> それから些細なことですけど、巻末の改定履歴の今回の修正1.1.5の
> 年月日がその前バージョン1.1.4と同じ2011.03.25になってます。(HTML版も)
> (こういうコピペによるミスは私もよくやってしまいますが・・・)
> 
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。確認漏れしておりました。

誤 VERSION 1.1.5 : 2011.03.25
正 VERSION 1.1.5 : 2011.08.26

次回マニュアル改版時に修正いたします。




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