[Armadillo:06451] Re: GIIPドライバ

Takenoshita Koyo email@hidden
2011年 1月 5日 (水) 16:52:54 JST


竹之下です。

GPIOへのインターフェースとして、sysfsとキャラクタデバイスがあるのは、
Armadillo-400シリーズ(Armadillo-420、Armadillo-440)用のカーネルと
Armadillo-9/Armadillo-200シリーズ用linux-2.6.26ベータカーネルですね。

sysfsインターフェースは、メインラインのカーネルでも採用されているイン
ターフェースです。今後このインターフェースが標準となる可能性が高いので、
なるべくこのインターフェースを使用してください。
デメリットを挙げるとすれば、GPIOごとにファイルが独立していることがあり
ます。そのため、C言語で操作しようとするとファイルのオープン/クローズが
やや面倒だったり、一度のシステムコールで複数のGPIOの操作ができなかった
りします。

キャラクタデバイスのインターフェースは、アットマークテクノオリジナルの
実装です。以前のLinuxカーネル(2.6.12や2.6.18)では標準のインターフェース
が無かったため、ボードごとに微妙に異なる実装となっています。2.6.26では、
Armadillo-9/200シリーズ用の2.6.12カーネルとの互換性のために残されて
います。以前作成したソフトウェア資産を再利用したいという場合以外、使用
しないでください。

koyo dng さんは書きました:
> koyo 佐藤と申します。
> Armadillo-240で、GPIOのドライバとして
> GPIOクラス対応GPIOドライバ
> sysfs対応GPIOドライバ
> キャラクタデバイス版GPIOドライバ
> の3つがあるようですが。
> 
> それぞれの、メリット、デメリット、違いなどを教えてください。
> 
> 
> 
> ------------------------------------------------------------------------
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Koyo Takenoshita




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