[Armadillo:06581] Re: Armadillo-300におけるtftpdlでのフラッシュ書き込み

mizo email@hidden
2011年 1月 19日 (水) 17:12:41 JST


溝渕です。

TFC 小林 wrote:
>> 以下2点確認してみてください。
>> - ATDE2のtftpルートが/var/lib/tftpboot/であるかどうか
>> - ファイル名に誤りが無いかどうか
>>
>> atftpdをinetd経由で起動している場合は、tftpルートは以下のコマンドで調
>>>> ることができます。
>> [atde2]$ cat inetd.conf | grep tftp
> 
> 無知で申し訳ありません。
> tftpルートの調べ方がわかりません。
> atftpd・inetdの意味もわかりません。

atftpdは、tftpサーバプログラム(デーモン)です。ATDE2およびATDE3では、
atftpdがインストールされています。

inetdはスーパーサーバと呼ばれるプログラムです。例えば、tftpサーバやssh
サーバ等は、クライアントからアクセスがあった場合だけ起動しておけばよく、
常時起動している必要がありません。クライアントからアクセスがあったときに
サーバを起動するのがスーパーサーバです。

[wikipedia: inetd]
http://ja.wikipedia.org/wiki/Inetd

> VMWare上のATDE2のGNOME端末で教えていただいたコマンドをやってみたら、
>email@hidden:~$ cat inetd.conf | grep tftp』
> 『cat: inetd.conf: そのようなファイルやディレクトリはありません』
> になってしまいました。

すみません。
email@hidden:~$ cat /etc/inetd.conf | grep tftp
か、
email@hidden:~$ cd /etc/
email@hidden:/etc/$ cat inetd.conf | grep tftp
を実行してみてください。

> ちなみに、ATDE2の「/var/lib/」内を見たところ、
> lib内には、tftpbootのフォルダが無く、tftpboot.gzになっていました。
> 
> ATDE3(Armadillo-420)では、「/varllib/tftpboot/」があり、
> linux.bin.gzと、romfs.img.gzがありました。

tftpdlコマンドは、
hermit> tftpdl 192.168.0.2 192.168.0.10 --kernel=linux.bin.gz
のように実行していたと思います。この中で、"--kernel=linux.bin.gz"の部分
は、「tftpルートディレクトリにあるlinux.bin.gzをカーネルイメージファイル
として使用する」という意味になります。

そのため、ATDE2をtftpサーバとして使用したい場合は、
- tftpサーバを起動する(またはinetdに起動させる)
- tftpルートディレクトリに必要なイメージファイルを置いておく
という作業が必須です。

tftpルートディレクトリは、必ずしも/var/lib/tftpboot/である必要はありませ
ん。ATDE3では/etc/inetd.confで、明示的に/var/lib/tftpboot/であることを指
定しているだけです。

ちなみにArmadillo-300の開発環境はATDE2を推奨していますが、tftpサーバとし
てであれば、ATDE3を使用しても問題ありません。ATDE3の/var/lib/tftpboot/に
ATDE2でビルドしたイメージファイルを置いてtftpdlを実行することも可能です。




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