[Armadillo:06905] Re: ファームウェア書き込みについて

Takenoshita Koyo email@hidden
2011年 3月 23日 (水) 15:21:04 JST


竹之下です。

> そこで、オフライン(SDカードもしくはUSBドライブ)か、もしくはWEBから
> ファイルのアップロード機能を使ってファームを送り込むという手法が
> 取れないかと思っています。
> #Hermitは、機器に組み込んでしまうとジャンパも難しいので外します。
> netflashで直接ファイルを指定出来るだけでも実現可能なのですが、そういう
> オプションが見当たりません。

いずれの方法も可能ですよ。

1. オフライン(SDカードもしくはUSBドライブ)のファイルを書き込む
netflash は、その名前に反してローカルにあるファイルの書き込みもできます。
http:// とURLを指定する代わりに、ファイルのパスを指定してあげるだけで良いです。

例えば、/mnt ディレクトリに USB メモリをマウントして、
[armadillo ~]# mount /dev/sda1 /mnt

USB メモリ内にあるカーネルイメージファイル(linux.bin.gz)を書き込む
[armadillo ~]# netflash -knusr /dev/flash/kernel /mnt/linux.bin.gz

ということができます。

ちなみに、「Armadillo 実践開発ガイド」では、udev の仕組みとシェルスクリプトを
使って、USB メモリを挿せば自動でファームウェアのアップデートを行う方法を
紹介しています。ご参考になれば。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-guide/armadillo-guide-2_ja-2.0.0/ch08.html#sec_image_update_using_usb_memory

2. WEBからファームを送り込む
Armadilloシリーズでは、at-cgi というCGIが標準で動作するようになっており、
その機能の一つとして、ファームウェアアップデートの機能があります。

簡単な使い方は、「Armadillo-420 ベーシックモデル開発セット スタートアップガイド」で紹介
しています。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-420_startup_guide_ja-1.0.2/ch05.html#sec-ATAdmin-System-Firmware

at-cgi のソースコード自体は、Atmark Dist に含まれていますので、これを元に改造することも
可能です。

-- 
Koyo Takenoshita




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