[Armadillo:08699] Re: UART1

Yasuhisa Nakamura email@hidden
2013年 3月 23日 (土) 17:18:43 JST


渡辺さん、
中村です。

週末なのでアットマークテクノさんからのメールは
遅くなるかもしれませんね。
私にわかる範囲で書かせてもらいます。
(ややこしいところなので、うまく説明できるかどうか・・・)

[Armadillo:08698]でwatanabe さんは書きました:
> ハードウェアマニュアルと見ると、1番ピンはUART1のRTSに、
> 9番ピンはUART1のCTSに接続されている、ということなので、
> 1-4-6と7-8-9をショートするコネクタを作成しました。

DSub9コネクタのDCDとRIのテストは私も同じようにやっています。

上の2行、RTSとCTS・・・というところが勘違いの原因です。
Dsub9ピンコネクタの1番ピンはDCD、2番ピンはRIですよね。

なのになぜ、ハードウェアマニュアルには、
・1番ピンはUART1のRTS
・9番ピンはUART1のCTS
のように、RTS,CTSと表記してあるのでしょうか?
ここがこのマニュアルの非常にわかりにくいところで(アット
マークテクノの担当者さん、改善を望みます)、それは、
UART1ではないのです。
4と6番ピンもUART1_XXXと書いてありますけど、これも
UART1ではなくてUART2なのです。

iMX25のデータシートの
  Table 4-18. i.MX25 Detailed Pin Muxing
をよく読めば書いてあるのですが、
UART1_RTSのピンは、UART2のDCDとしての機能があり、
UART1_CTSのピンは、UART2のRIとしての機能があります。

ハードウェアマニュアルの説明ではチップのデータシートの
この表の"Pin Name"が記載されているのですが、用途としては、
UART2のDCDとUART2のRIです。
これならば、DSub9コネクタのピンの機能と一致しますね。

で、
> ・カーネルのconfigを行うことにより、
>  /dev/ttymxc0が見られるようになりました。

これは、カーネルコンフィグの
 -> System Type
   -> Freescale MXC Implementations
     -> MX25 Options
       -> Device options
         -> Enable UART1 module
でしょうか?

Armadillo-400シリーズでは、UART1_xxxと名前がついている
ポート(ピン)をUART1としては使っていませんので、
それをEnableにしてはいけません。
ソフトウェアマニュアルの表9.1と表9.2には、UART1は
でてきませんね。

CON3の1番と9番、すなわち、DCDとRIの読み込みは、
UART2(/dev/ttymxc1)のTIOCMGETでできるはずです。

-- 
なかむら




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