[Suzaku:01403] Re: ファイル保存領域の拡張について

mizo email@hidden
2009年 2月 27日 (金) 11:23:07 JST


溝渕です。

SZ410のフラッシュメモリ(8MB)のリュージョンマップは以下のようになっています。

      0x0 +------------+
          |    FPGA    | 1MB
 0x100000 +------------+
          |    Boot    | 128KB
 0x120000 +-----+------+
          |     | Kern |        3MB
 0x420000 | IMG +------+ 6.81MB
          |     | User |        3.81MB
 0x7f0000 +-----+------+
          |   Config   | 64KB
 0x800000 +------------+

空きが無いため、configリュージョンのサイズを増やしたい場合は、他のリュー
ジョンのサイズを減らすことになります。

どのリュージョンを変更するかによって、修正方法は変わってきます。

IMGリュージョンを減らすと、BBootの修正が必要無いので修正量が少なくなると
思います。

NI 長谷川 wrote:
> 条件3:ログ情報は最大1Mbyte程度累積できること。
> 
> 解決案1:
>  mtd機能で割り当てられているメモリマップを変更し、
>  config領域を1Mbyte程度に拡張する。
>  その分、Image領域を削る。
修正量が少ないので、この方法をおすすめします。

> 解決案2:
>  新たなパーティションを用意し、特定のフォルダに
>  割り当てる。
>  その分、Image領域を削る。
flatfsdは、/dev/flash/configにファイルを保存するように作成されているた
め、flatfsdの修正が必要になります。

また、新たにリュージョンを作成する場合は、現在のリュージョンの移動を行な
うと思いますが、FPGAリュージョンの開始アドレスだけは変更することができま
せんので注意してください。

Bootリュージョンの移動を行なった場合は、BBootの修正が必要になります。

> また、対応する場合の手順は、どのようにすれば
> よいでしょうか?
1. hermitの修正
	フラッシュメモリのマップ情報を変更します。サイズは、Linuxカーネルと同じ
にする必要があります。
	hermit-at/src/target/suzaku/flash_region.c
	で定義されているflash_regions_spi[]を変更します。

	各リュージョンの先頭アドレスとサイズは以下で定義してあります。
	hermit-at/src/target/suzaku/memregions_8MiB.c
	hermit-at/src/target/suzaku/memregions_spi.c

2. Linuxカーネルの修正
	フラッシュメモリのマップ情報を変更します。変更するサイズは、フラッシュ
メモリのブロックサイズ(64KB)の倍数でなければなりません。

	linux-2.6.18-at9/drivers/mtd/maps/suzaku.c
	で定義されているsuzaku_partitions_spi[]を変更します。

3. フラッシュイメージの書き替え
	1. 2. で作成したイメージファイルを、bootloader, imageの順に書き替えます。




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