[Armadillo:02270] 定期アップデート:2007/10/19
nakai
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2007年 10月 22日 (月) 15:58:07 JST
nakaiです。
10/19にArmadilloシリーズの定期アップデートを行いました。
更新内容につきましては、下記を参照してください。
また各ファイルは、以下からダウンロードすることができます。
ダウンロードサイト: http://download.atmark-techno.com
本アップデートに関する質問等は、本メールに返信するかたちで
お願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
記
1. 重要なアップデート
1-1. Armadillo-9のデフォルトカーネルイメージの変更
従来、linux-2.4系であったカーネルバージョンをlinux-2.6系に変更いたします。
これに伴い、Armadillo-9開発セットに付属されるCD-ROMの内容から、
linux-2.4系のイメージファイル、ソースコード及び開発環境を削除しました。
今後はlinux-2.4系をお使いになる場合は、下記のURLからダウンロードして
頂くようお願いいたします。
・開発環境(ATDE v1)
http://download.atmark-techno.com/atde/atde-20070629.zip
・開発環境(debian sarge用debパッケージ)
http://download.atmark-techno.com/debian/sarge/
・linux-2.4 kernel source
http://download.atmark-techno.com/armadillo-9/source/linux-2.4.31-a9-3.tar.gz
尚、linux-2.4系のサポートは従来どおり本メーリングリストにて行って参ります。
1-2. ARM9系ボードの各開発環境をアップグレード
従来、ARM9系ボード(Armadillo-9/210/220/230/240/300)の開発環境は、
debian sarge用のdebパッケージを提供して参りました。
今回debian etchに対応するべく、各パッケージをアップグレードいたしました。
主なアップグレードパッケージ:
- binutils (2.17-3)
- gcc-4.1 (4.1.1-21)
- libc6 (2.3.6.ds1-13etch2)
- linux-kernel-headers (2.6.18-7)
1-3. Arm用クロス開発環境のアップデート
1-2項に伴い、Armadillo-500の開発環境もアップデートされます。
アップデート対象:
- libc6 (2.3.6.ds1-13etch2)
1-4. ATDE2の正式リリース
ATDE(v1)では、ディストリビューションにdebian sargeを採用していました。
1-2項のアップデートにより、ディストリビューションのアップグレードを行ったATDE2(ATDE v2)を
正式にリリースいたします。ディストリビューションは、debian etchとなります。
本アップデートにおいて、Armadillo-9/210/220/230/240/300/500の開発環境として対応しました。
ATDE2にインストールされている開発環境:
・Armクロス開発環境(GCC-4.1)
・PowerPCクロス開発環境(GCC-4.1)
・Microblazeクロス開発環境(GCC-3.4)
2. その他のアップデート
2-1. ハードウェアマニュアル
・armadillo-9_hardware_manual_ja-1.0.9.pdf
読みづらい記述を修正
2-2. ソフトウェアマニュアル
・armadillo-9_software_manual_ja_1.0.15.pdf
・armadillo-210_software_manual_ja-1.0.5.pdf
・armadillo-200_series_software_manual_ja-2.0.6.pdf
・armadillo-300_software_manual_ja-1.0.3.pdf
・armadillo-500-dev_software_manual_ja-1.0.2.pdf
開発環境のインストールに関する記述を修正
2-3. スタートアップガイド
・armadillo-300_startup_guide_ja-1.0.3.pdf
アンテナの取り付け方法を追記
2-4. ブートローダ
Armadillo-210/500以外のブートローダイメージについては、
アップデートされていないので、更新する必要はありません。
アップデート内容:
・Armadillo-210: GPIO初期設定の変更
・Armadillo-500: I2C2に接続されるSlaveデバイスの初期化の為に、
I2C2にダミークロックをいれる初期化コードを追加
ソースコード:
hermit-at-1.1.12-source.tar.gz
shoehorn-at-1.0.4-source.tar.gz
イメージ:
v1.1.12の各イメージ
パッケージ:
hermit-at_1.1.12_i386.deb
shoehorn-at_1.0.4_i386.deb
hermit-at-win_20071018.zip
2-5. カーネルソース(linux-2.6.12.3-a9-11)
- IDEとコンパクトフラッシュを同時にアクセスする時に発生する不具合を修正
- コンパクトフラッシュEthernetを利用できない不具合を修正
- 複数のEthernetデバイスが存在する時に発生する不具合を修正
- PC/104の割り込み対応
- HT3060に対応
2-6. カーネルソース(linux-2.6.12.5-at4)
- GCC-4.1に対応
2-7. カーネルソース(linux-2.6.18-at2)
- 2.6.18-13etch2ベースにバージョンアップ
これに伴い、「2.6.18-12-at」から「2.6.18-at」へ名称変更しました。
- SimpleTech STI Flash 8.0.0に対応
2-8. atmark-distソース(atmark-dist-20071018)
- Armadillo-9のGCC-4.1の対応
- arm/arm-vfp/powerpc各アーキテクチャのCFLAGSの最適化オプションを変更
- opensshで接続を確立できない場合がある不具合を修正
2-9. イメージファイル
Armadillo-9/210/220/230/240/300/500の各イメージファイルを更新しました。
各イメージファイルは、GCC-4.1でビルドされています。
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