[Armadillo:07139] Re: [Armadillo-440] I2C通信で失敗する
Takenoshita Koyo
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2011年 4月 23日 (土) 17:33:25 JST
竹之下です。
> ダミー初期化は、動作不能なスレーブデバイスを救うための処理ですので
> 電源投入時のダミー初期化処理で、「Could not grab Bus ownership」が
> 発生するということは、根本的に何か設定ができていないのではないかと
> 思いますが、いかがでしょうか。
"電源投入時のダミー初期化処理"が、"起動時に128回のダミークロックを出力すること"だとして、
「Could not grab Bus ownership」が発生しているのは、"電源投入時のダミー初期化処理"時
ではありません。"電源投入時のダミー初期化処理"時には、単にSCLをHigh->Low->High->Lowと
強制的に変化させているだけですので、エラーが発生したかどうか、は確認していません。
「Could not grab Bus ownership」が発生しているのは、RTCドライバかアプリが(i2c-dev経由で)
スレーブデバイスとの通信をしようとしたとき、どちらかのはずです。
「Could not grab Bus ownership」が発生しているのは、どちらでしょうか?
- 起動ログで「Could not grab Bus ownership」が発生していますか?(RTCドライバでエラーが発生している)
- アプリで通信しようとしたときに、「Could not grab Bus ownership」が発生していますか?
> 上記のように修正しても、I2C-1 スレーブアドレス = 0x30 が一度セットされて
> ダミーコールされているようでした。
これは、どこで確認した結果でしょうか?
- アプリでアドレス0x30を指定した
- SDA/SCLをプロトコルアナライザ等で確認したところ、アドレス部分が0x30になっていた
- I2Cスレーブデバイスのレジスタを確認したところ、0x30になっていた
> armadillo400.c以外にも設定箇所がございますでしょうか。
> (armadillo400_gpio.cも確認しましたが、スレーブに関する処理は
> ございませんでしたので、何も修正しておりません)
i2c-dev経由でスレーブデバイスと通信をしたい場合は、何も変更する必要はありません。
> ダミー初期化に関してですが、本処理は稀なエラー処理になりますので
> I2Cの接続が確認できていない現段階では、原因切り分けのために
> はずしたいと考えております。
> (しっかりとI2C接続が確立された後に、稀なエラー処理に対応したいと思います)
>
> どのように修正すれば多機能に弊害なく初期化処理がはずせますでしょうか。
以下のように、ダミークロックを生成している関数で、何もしないようにすると
良いと思います。
--- a/arch/arm/mach-mx25/armadillo400_gpio.c
+++ b/arch/arm/mach-mx25/armadillo400_gpio.c
@@ -864,6 +864,8 @@ int gpio_i2c_dummy_clock(unsigned gpio_clk, unsigned gpio_da
{
int i;
+ return 0;
+
if (gpio_request(gpio_clk, "i2c_clk_gpio"))
return -EINVAL;
また、RTCドライバも外してしまえば、I2Cバスを動かす要因が自分のアプリだけに
なるので、デバッグしやすくなると思います。menuconfigで、以下のように
コンフィギュレーションを変更してください。
Linux Kernel Configuration
Device Drivers
<*> Real Time Clock --->
< > Seiko Instruments S-35390A #チェックを外す
> おそらくですが、この仕様書に記載されているサンプルソースでも
> バス競合が発生すると思います。
こちらで確認している限りでは、問題なく動いています。
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Koyo Takenoshita
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