[Armadillo:08935] Armadillo-840 ベーシックモデル開発セット発売

[Armadillo Team]

Armadillo メーリングリストの皆様
いつも Armadillo メーリングリストをご利用いただき、ありがとうございます。

先の展示会でご紹介していた Armadillo-840 がいよいよ発売となります。
第1弾として、Armadillo-840 ベーシックモデル開発セットの販売を開始します。

  Armadillo-840 ベーシックモデル開発セット
  型番: A8400-D00Z
  価格: 42,000円(税込)
  発売日: 2013年7月24日

Armadillo-840 は、これまでの Armadilloシリーズの特徴を受け継ぎつつ、
新たに GUI プラットフォームとして Qt[*1] を標準採用することで、
よりリッチな GUI をより簡単に開発することが可能になっています。

Armadillo-840 用の Qt(Qt 5.0) は、GPU(SGX540) とOpenGL ES 2.0 で統合
されており、ユーザーは特別の意識することなく、通常の Qt アプリを作成する
だけでハードウェアアクセラレーションを使用した GUI 表現が可能です。

また、Armadillo-800 シリーズ用の開発環境 ATDE5 には、Qt 用の IDE である
Qt Creater がプリインストールされています。Qt Creater を使うことで、
ホスト(ATDE5)上で開発した Qt アプリを Armadillo-840 にボタン一つで
デプロイ(配置)し、IDE 上でリモートデバッグすることができます。また、
Qt Creator には GUI エディタも含まれていますので、GUI アプリケーションの
開発を強力に後押しします。

さらに、Armadillo-800 シリーズ用 AVコーデックミドルウェアを使用する
ことで、H.264/AAC の再生が可能となります。(AVコーデックミドルウェアは、
後日適用予定)

なお、タッチパネル液晶とセットになった、Armadillo-840 液晶モデル開発セット
の発売も予定されています。

  Armadillo-840 液晶モデル開発セット
  型番: A8401-D00Z
  価格: 未定
  発売日: 2013年8月予定

今後とも、Armadillo シリーズをご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

*1: Qt はクロスプラットフォームの GUIフレームワークです。一つのソースコード
    をコンパイルしなおすことで、Linux/Windows/Mac OS等様々な環境で動作する
    アプリケーションを作成することが可能です。現在、Android や iOS などにも
    ポーティングが進んでおり、真にクロスプラットフォームと言える存在になって
    きています。組込み機器での採用事例も多く、古くはシャープのザウルス等に
    使われていたことが有名です。近年では、組込みLinux以外の組み込み用OS
    (T-Kernel、QNX 等)でも Qt が動作します。

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Armadillo Team