[Suzaku:00086] Re: killall -USR1 flatfsdでflashへは追加書き込みされてしまいますか?

Yasushi SHOJI email@hidden
2004年 9月 30日 (木) 20:11:15 JST


At Thu, 30 Sep 2004 19:16:32 +0900,
kyosuke yoshizu wrote:
> 
> ところで
> 
>    killall -USR1 flatfsd
> 
> を実行するたびにFlashへは新規の場所に格納されてしまうのでしょうか?

同じ場所に上書きするかたちで格納します。

flatfsdは USR1シグナルを受けたときに、/etc/config以下にある全てのデー
タを config用のリージョンに保存します。データの内容が変更されたかどう
かは、チェックされません。

このため、/etc/config/以下にあるデータ量が config用リージョンのサイズ
を超えてしまうと、格納できなくなります。

> つまり/etc/config/hoge.txtとういうファイルは1つですが
> 
> Linuxをリブートまたはpoweroffしないでこのkiliallの実行をくりかえすと
> flashがパンクしてしまうようなことはありますか?

実行をくりかえしてもパンクはしません。

しかし、flashメモリの消去回数には限界があります。これはデバイスの属性
ですので、回避する方法はありません。(もちろん、多くのerase回数を保証し
ている flashメモリに載せ変えるのであれば問題はありませんが、どちらにし
ても上限はあるはずです)

SUZAKUで採用している Flashメモリの保証消去回数は 10,000回です。一秒に
一度ログを書き出すような作りにしてしまうと、3時間ほどで限界を超えてし
まいます。

また、flashメモリは書き換え速度が遅いため、flatfsdにシグナルを送った直
後にSUZAKUの電源を落してしまうと、書き換えできない場合があります。
--
           yashi




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