[Suzaku:00640] SZ130-U00 SPIフラッシュメモリ動作不具合について
SUZAKU Team
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2006年 9月 11日 (月) 21:36:28 JST
SUZAKUユーザの皆様へ
SUZAKU Teamです。
SZ130-U00FPGAプロジェクトをISE8.2iでコンパイルした時に、SPIフラッシュの読込み書込みができない現象が
確認されました。
下記に現象および対策についてご連絡申し上げます。
対象機種
========
SZ130-U00
現象
====
OPB SPIを使用したプロジェクトをコンパイルした際、SPIフラッシュの読み書きができなくなる現象を確認しま
した。
以下の組み合わせで現象を確認しています。
ISE 8.2i
EDK 8.2i
OPB SPI v1.00d
対策方法
========
EDK 8.2iでは OPB SPIが新しくなっています。
OPB SPIのコアのバージョンを変更することで対応します。
+--------+-------+
| 8.1i | 8.2i |
+--------+-------+
| v1.00d | v1.00e|
+--------+-------+
sz130-********\xps_proj.mhsの opb_spiの箇所を変更してください。(********は日付)
BEGIN opb_spi
PARAMETER INSTANCE = spi_flash
PARAMETER HW_VER = 1.00.e <-- "1.00.d"->"1.00.e"にバージョンアップ
PARAMETER C_FIFO_EXIST = 1
PARAMETER C_BASEADDR = 0xFF000000
PARAMETER C_HIGHADDR = 0xFF0001FF
PARAMETER C_OPB_SCK_RATIO = 16 <-- "2"->"16"にSPIクロックを遅くする
BUS_INTERFACE SOPB = d_opb_v20
PORT SS = SPI_SS
PORT SCK = SPI_SCK
PORT MISO = SPI_MISO
PORT MOSI = SPI_MOSI
END
対策済のプロジェクトファイルは以下のURLからダウンロードできます。
http://download.atmark-techno.com/suzaku/fpga_proj/8.2i/sz130/sz130-20060905.zip
注意点
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v1.00dではシステムクロックを2分周して SPIのクロックを生成していました。
しかし、新しい v1.00eでは 2分周が非サポートに変更されています。
このためサポートされている 16分周を使う必要がありますが、ブート時間など、SPIフラッシュへのアクセス速
度が低下してしまいます。
Linuxのブート時間比較では、倍近く時間がかかるようになってしまいます。
+--------+-------+
| v1.00d | v1.00e|
+--------+-------+
| 18秒 | 35秒 |
+--------+-------+ 現在、よりよい対応策を検討中ですので、ご了承ください。
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