[Suzaku:00878] Re: SUZAKU-VのDCM逓倍値

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2007年 4月 11日 (水) 21:26:05 JST


中島です。

> 
>  ご丁寧な回答ありがとうございます。
> 
>> BSBでプロジェクトを新規作成されているのでしょうか?
> 
>  ええそうです。
> 
>> BSBでSUZAKU-V(PowerPC版)のプロジェクトを作る場合、
>> 私は以下のように設定しました。2,3項については29.49MHzである必要はないので
> すが、
>> ウィザードで設定できる最大値を採用しました。
>>
>> 1項 : 3.6864MHz
>> 2項 : 29.49MHz
>> 3項 : 29.49MHz
>>
> 
>  この設定に従いました。
> 
>> SUZAKU-Vのデフォルトのプロジェクトですと、以下のように設定しています。
>> (ウィザードではこの設定には出来ないので、一旦ウィザードで雛形を作った後、
>> 変更してください。)
>>
>> 1項 : 3.6864MHz
>> 2項 : 265.4208MHz
>> 3項 : 66.3552MHz
> 
>  ハードウエアマニュアルを点検したのですが、この設定は見当たりません。どこに
> 記述されているのでしょうか?。
> 
SUZAKU-Vハードウェアマニュアル2.0.2のp9にある図や、
http://suzaku.atmark-techno.com/files/downloads/suzaku/manual/sz310-u00_hardware_manual_ja-2.0.2.pdf
スターターキットガイド(FPGA編)2.1.6のp158のクロックの説明の部分や
http://suzaku.atmark-techno.com/files/downloads/suzaku/suzaku-starter-kit/suzaku_starter_kit_guide_fpga-2.1.6.pdf
SUZAKU公式HPの以下のページなどに記述されていたりします。
http://suzaku.atmark-techno.com/series/suzaku-v/spec

一度EDKにてSUZAKU-Vのデフォルトプロジェクトを開いてみていただけるでしょうか?
dcm_18_multiおよびdcm_4_multiという名前になっているコアがあるのですが、
これらのコアの設定画面を開くと(右クリックしてConfigure IP)、
上から10個目くらいの項目に
Multiply Value of the CLKFX Outputというのがあり、ここで逓倍値を
設定することが出来ます。
dcm_18_multi : 3.6864MHz x 18
dcm_4_multi : 66.3552MHz x 4

>  それからBase System Builderを終了後、一部を修正するのは
> どうするのでしょうか?。mhsファイルを直接編集するのでしょうか?。
>  同ファイルでは2,3項に関しては関係箇所が分散しており、MultiPlyと
> いう数値で指定しているようです。
> 

上記GUIで設定しても良いし、もちろんMHSファイル直接編集でも良いです。
MHSファイルを編集する場合はC_CLKFX_MULTIPLYの値を編集してください。

> 
>  どうも以前試みた時は、SUZAKUコンソールのTeratermに『Hell
> o SUZAKU』が表示されたのですが、今回はなぜかできません。
> 
>  Base System Builderの項目を何度も見直しているのですが、
> 以下の疑問が残りました。
> 
> 1.Reset polarityはSUZAKU−Vの場合もHigh Acti
> veですか?。Moreinfoには記載がありません。
>   Resetの論理が逆だとまったく動かないと思います。Lowでも試みたので
> すがHello表示は行われません。
> 
Active Highで変わりはありません。
> 2.On−Chip Memory、マニュアルには指定がありませんが、−Sの場
> 合は8KBを指定しているようです。
> 
>  そこで、Data/Instruction 各8KBとしました。計16KBで
> す。この場合問題になるのは、次項以降で指定する
>   PLB_BRAM_IF_CNTLRのMemory sizeが16kB以下
> を指定できないことです。
> 
>  合算するとOn−Chip mMemoryは32KBになり、このチップのBR
> AM容量16KBを超えてしまいます。PLB_BRAM_IF_CNTLRのメモ
> リは外部に確保されるとということで杞憂なのでしょうか?。
> 
SZ310のBRAM容量は48kなので問題ないです。
でもややこしくなるし、試してみる分には必要ないので
On Chip Memoryは両方ともnone、
PLB_BRAM_IF_CNTLRは16Kでやってみてください。

>  どうもmain.cの実行ファイルがどこにマッピングされているのか見当がつき
> ません。ハードをあわせ一つのbitファイルを送り込んでいるのですから、BRA
> M内は間違いないと思いますが。
>  それからConfig Doneが実行されると、先にハードがアクティブにな
> り、しかる後PowerPCプログラムが実行されるようEDKが何らかの仕組みを
> 送り込んでいるのでしょうか?。
> 
>  この辺りを解説したXilinxの最適なドキュメントを教えて下さい。
> 
> 3.RS232Cの設定
>  ボーレート115200、Parityなしで問題ないと思うのですが。事実Li
> nuxのブートは正常表示されますし、Linuxソフトウエア編も一全編動作を確
> 認できました。Teratermコンソール側には問題ないように思うのですが。
> 
>  それから気になるのは、このRS232Cは2線式、つまりフロー制御はソフトに
> 頼っているようです。Xパラメータの設定等必要ないのでしょうか?。
> 
>  RS232Cチェッカがないので、どこで不具合を起こしているのか見当はつきま
> せんが、9割はUARTポートに送り出していないように思います。
> 
> 
>  上記事項以外にも懸念事項があればお教えください。
> 
PowerPCの場合、リンカースクリプトを設定する必要があります。
EDKで[Software]-->[Generate Linker Script]をクリックして
リンカースクリプトの設定して下さい。
(何も変更せずに[OK]をクリックすればたぶんうまくいくと思います。)

これらについては少し詳しくスターターキットガイド(FPGA編)2.1.6の
p232の割り込みの説明のところに記載しておりますので、ご一読ください。




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