[Armadillo:02371] Re: Armadillo-500のサウンドデバイス

2007年 11月 7日 (水) 15:55:16 JST

nakaiです。

Armadillo-500のAudioを修正するパッチを作成しました。
当初、10月末にリリースする予定でしたが、遅れしまいました。。

パッチを添付します。
添付：a500_sound-driver.patch

○linux/sound/arm/mxc-alsa-i2s.cの変更点
・再生処理変更（S32_LE → S16_LE）
	これに伴い、Codecの設定、DMAバッファのallocate、DMA Start/Stop/Callback
	処理を変更
・録音処理のバグフィックス
	TxFIFOとRxFIFOの使い方を誤っていた為、倍速で録音されていた。
・Mixer処理のバグフィックス
	Volume調整のstep処理が間違っていた為
・Mixer処理の調整
	ALSA及びOSSのMixerに対応させた
・録音Sourceの選択を追加
	RECSRCにより変更可能に
・typo修正

また、
> また、LINE入力の対応については、
> モジュールの場合は、ロード時の引数によって、
> 組み込まれている状態では、Kernel起動パラメータの設定によって、
> 入力を選択できるようにしたいと思います。
> デフォルトの設定については、Kernelコンフィグ時に設定できるように
> 検討しています。
としようと思っていましたが、ALSA及びOSSのコードを読むとミキサーで
同じことができることがわかりましたので、ミキサーで録音ソースを変更する
ようにしています。

以下に、atmark-dist　及び　debian上での録音・再生・音量調節・録音ソース選択について
説明します。
＊注意＊
Armadillo-500に搭載されているAudioCodecでは、
Line-OutおよびMicの音量は固定となります。
ドライバで音量を調節できるのは、Line-InとHeadphoneとなります。

○atmark-dist
user/vplay以下のvplay/vrec/mixerを使用します。
make menuconfigで
Userland Configuration
	Miscellaneous Applications  ---> 
		[*] vplay
		[*] vrec
		[*] mixer
を選択してビルドしてください。

録音：
vrec -S -s48000 -b16 -r data_file
再生：
vplay -S -s48000 -b16 -r data_file
録音ソース選択：
mixer +rec [line or mic]
音量調整：
mixer [line or pcm2] [volume: 0 - 100]

デバイスノード（/dev/dsp）から直接録音・再生
録音：(srate 8000, 8bit, mono)
cat /dev/dsp > data_file
再生：
cat data_file > /dev/dsp

○debian （ALSAで使用）
arecord/aplay/amixerを使用する方法
録音：
arecord -t raw -c2 -f S16_LE -r 48000 data_file
再生：
aplay -t raw -c2 -f S16_LE -r 48000 data_file
音量調整：
amixer cset iface=MIXER,name='Line Playback Volume',index=0 40%
録音ソース選択：
amixer cset iface=MIXER,name='Input Source',index=0 1

# debianでは、alsamixer使ったほうが簡単です。


Line-Inを試す場合は、音量が小さく聞こえない場合がありますので、
音量を最大にして録音するとよいかもしれません。

本パッチは、特に問題がでなければ、
12月の定期アップデートでマージされる予定です。


> -----Original Message-----
> From: email@hidden 
> [mailto:email@hidden] On Behalf Of nakai
> Sent: Tuesday, October 30, 2007 11:03 AM
> To: 'Armadillo series general discussion list'
> Subject: [Armadillo:02312] Re: Armadillo-500のサウンドデバイス
> 
> nakaiです。 
> 
> > Audioドライバのバグは修正する予定でいます。
> > 今月中には、テストリリースができればと思っていますので、
> > ご迷惑お掛けしますが、もう少しお待ちいただきますようお願いいたします。
> 
> Armadillo-500のドライバの修正に取り掛かっていますが、
> 現在時点では、まだ修正できていない状況です。
> リリース時期が遅れてしまい申し訳ありません。
> 
> また、LINE入力の対応については、
> モジュールの場合は、ロード時の引数によって、
> 組み込まれている状態では、Kernel起動パラメータの設定によって、
> 入力を選択できるようにしたいと思います。
> デフォルトの設定については、Kernelコンフィグ時に設定できるように
> 検討しています。
> 
> 以上、よろしくお願いします。
> 
> _______________________________________________
> armadillo mailing list
> email@hidden
> http://lists.atmark-techno.com/mailman/listinfo/armadillo
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テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました...
ファイル名: a500_sound-driver.patch
型:         application/octet-stream
サイズ:     20710 バイト
説明:       無し
URL:        <http://lists.atmark-techno.com/pipermail/armadillo/attachments/20071107/50522d59/attachment.obj>