[Armadillo:03599] Re: USB カメラを認識させるには

[Takenoshita Koyo]

Qcam 4000は、Armadillo-9では動作していましたが、
Armadillo-500では動作確認できていません。
原因については、現在調査中です。

以下そのつもりでお読み下さい。

> しかし、armadillo500の/devにvideo0ができません。
Qcam 4000で使用しているチップは、Phillipsのものですので[*1]、
デバイスドライバはpwcが必要になると思います。

Device Drivers  --->
Multimedia devices  --->
Video Capture Adapters  --->
V4L USB devices  --->
<*> USB Philips Cameras

「USB Philips Cameras」をチェックすると、pwcドライバが有効になります。
pwcドライバを有効にしたカーネルで起動してQcam 4000をUSBポートに指すと、
認識して、/dev/vieo0が作成されます。

しかし、このままでは
ffmpegで入力デバイスを/dev/video0にして使用しようとすると、
> pwc: isoc_init() submit_urb 0 failed with error -38
というエラーがでます。

これは、split iso supportというのが
無効になっているためとのことなので[*2]、
Device Drivers  --->
USB support  --->
[*]     Full speed ISO transactions (EXPERIMENTAL)
のチェックを入れると、split iso supportが有効になって、
-38(ENOSYS)エラーは回避できます。

ところが、次は
Armadillo-500のUSBポートに直接 または USB2.0ハブを介して
Qcam 4000を接続すると、
> [video4linux2 @ 0x7d0210]Cannot open video device /dev/video0 : Broken pipe
> /dev/video0: I/O error occurred
> Usually that means that input file is truncated and/or corrupted.
というエラーが発生。

USB 1.1ハブを介してQcam 4000を接続すると
> pwc: isoc_init() submit_urb 0 failed with error -28
> pwc: isoc_init() submit_urb 1 failed with error -28
> [video4linux2 @ 0x7d0210][3]Capabilities: 5000001
> pwc: isoc_init() submit_urb 0 failed with error -28
> pwc: isoc_init() submit_urb 1 failed with error -28
というエラーが発生します。
(-28はENOSPC)

これについて、解決方法がないか現在調査中です。

遠因は、Armadillo-500はehci_hcdを使用していますが、
Qcam 4000はUSB1のみサポートで、pwcドライバを使う際は
ohci_hcdかuhci_hcdを使用する必要があるためのようです[*3]。
開発PCのDebian etch(kernel 2.6.18)では、
uhci_hcdを使用して、Qcam 4000を動作させることができました。

Qcam 4000は、もうかなり古い機種で、pwcドライバは開発が停止しているので、
本当は、USB2.0 UVC対応のUSBカメラを使用するのが良いのかもしれません[*4]。

[*1] logitechのUSBカメラ一覧
     http://www.quickcamteam.net/hcl/linux/logitech-webcams
[*2] linux-usb-usersでのやりとり
     http://www.spinics.net/lists/usb/msg07017.html
[*3] pwc mailing listでのやりとり
     http://www.mail-archive.com/pwc@lists.saillard.org/msg00276.html
[*4] UVC対応デバイス一覧
     http://linux-uvc.berlios.de/

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Koyo Takenoshita