[Armadillo:08067] Re: VS2008でc#アプリデバッグ時にbreak pointが有効化できない

Shin-ya Koga email@hidden
2012年 5月 23日 (水) 13:25:26 JST


サムシングプレシャスの古賀です。

[Armadillo:08038] から始まったスレッドの以下の件ですが、その後
やり取りさせて頂き、二つの問題は解消されました:

・デバッグビルドの OS イメージを起動すると、ネットワーク
 インタフェースが何も認識されない問題

・アプリケーションデバッガを接続できない問題

Takino さんとのやり取りは、ひとまず済んでいますが、他の皆さんへ
の参考情報として、問題の原因を以下に述べます。

古賀([Armadillo:08064]):
>>>という階層があるかどうか確認して下さい。もし、レジストリ設定も
>>>正しいのであれば、ブートした際にネットワークインタフェースが
>>>有効にならない原因は、分かりません。
>>
>>上記の通り正しくレジストリ設定されているようです。
>>いよいよ原因不明ですかね?
>
>そうですね。もう少し追ってみたいと思いますので、その OS イメージ
>を頂いて、こちらの環境で動かして確認したいと思います。
> 
>別途ご連絡しますので、適当な方法で nk.bin を頂いて、こちらでも
>症状が再現するかどうか確認させて下さい。

■デバッグビルドの OS イメージを起動すると、ネットワーク
 インタフェースが何も認識されない問題

まず、頂いた OS イメージを弊社にある Armadillo-440 で起動したと
ころ、VMINI1 が問題なく認識されました。

デバッグビルドの OS イメージを起動した際に、Takino さんの環境で
VMINI1 が認識されなかったのは、ブートローダ(EBoot)の設定の違い
が原因でした。

EBoot のデフォルトの設定では、Howto ページにあるように、
'KITL Passive Mode' という項目は、'Disable' になっています:
 http://armadillo.atmark-techno.com/howto/try-wince60r3-on-armadillo440

しかし、これが 'Enable' になっていたため、VMini ドライバがアク
ティブにならず、その結果、ネットワークインタフェースが何も認識さ
れない、という状況だったことが分かりました。


■アプリケーションデバッガを接続できない問題
これは、アプリケーションデバッガとの接続用に WEC 7 へ配置する
ファイルのバージョンが、食い違っていたことが原因でした。なぜ食い
違いが起きていたのかは不明ですが、弊社の環境では、

 C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\
CoreCon\1.0\Target\wce400\armv5\

にあるファイルは、2009/08/03 のタイムスタンプが付いていますが、
Takino さんの環境では、2007/06/11 になっており、かつ、サイズも
異なっていました。これらのファイルを新しくすることにより、無事に
アプリケーションデバッガを接続できるようになったとのことです。


以上、ご参考まで。

--
古賀信哉 (株)サムシングプレシャス



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