[Armadillo:01451] Re: Qt/Embeddedについて

渡辺進一 email@hidden
2007年 1月 11日 (木) 22:58:32 JST


お世話になります。アドバイスありがとうございました。

>Howtoでは共有ライブラリの解決を単純にするために、静的にコンパイルして
>います。「2. クロスコンパイルの実行」にある
>
>    ./configure -embedded arm -static
>
>最後の「-static」がそれです。4.4.2はまだ試せていないのですが、同じよう
>に staticを指定することはできませんか?

-staticオプションをつけてビルドしましたが,状況は変わりませんでした。

試行錯誤した結果,以下の手順でQtopia-core-opensource-4.4.2の
チュートリアルのHello Worldが動作しましたので報告します。
参考にしていただければ幸いです。

1.$./configure -embedded arm -staticでMakefileを作成
2.$make
3.#make install
  make installで/usr/local/Trolltech以下にライブラリ,フォントファイル,サンプル等
  が一気にインストールされます。
4.Armadillo-9にmkdirで/usr/localを作成。
5.Armadillo-9の/usr/localにホスト側の/usr/local/Trolltech以下のファイルを丸ごと
  コピー(実際には180MBくらいあるのでCFにコピーして/usr/localにマウントした)
6.libz, libpthread, libdl, libstdc++の共有ライブラリをホスト側からArmadillo-9の/libに
  コピーし,シンボリックリンクを作成する。
7.qtの環境設定(HOW−TOのとおり)を行う。
8.qtのサンプル ./t1 -qwsを実行


>> なお,環境はVMWare(ATDE)を使わせてもらってます。
>ありがとうございます。なにか不具合があれば、ぜひ教えてください。

お言葉に甘えて,表題とは異なるのですが,不具合というほどのことではなく
気づいた点を箇条書きさせていただきます。
・Atmark-distのmake xconfigでエラーが出る。
 最初のダイアログは出るのですが,実際にコンフィギュレーションを行うと
 QT development packageがインストールされていないというエラーが出ます。
 (結局はmenuconfigを使用)
・Qtopiaのビルドの際,g++が必要らしいが,デフォルトではインストール
 されていないため,apt-getする必要があった。
・途中ATDEのバージョンアップがあったが,ユーザー自らが作成したファイルを
 移動するのが大変だった(当たり前といえば当たり前ですが・・・)

上記3つ目の点は難点ですが,Windows上でLinuxのGUIが使えることは非常に
便利で,慣れてしまえばCoLinux以上に便利なように思えました。

以上,よろしくお願いいたします。 




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