[Armadillo:06724] Re: 3台のarmadillo-420をSPIで接続

Takenoshita Koyo email@hidden
2011年 2月 3日 (木) 16:13:49 JST


竹之下です。

ご指摘のとおり、Linuxでは現在のところSPIスレーブとなることはできません。

ですので、
> 3台のarmadillo-420をSPIで接続(1台をマスタ、2台をスレーブ)して通信を
といった構成をとることはできません。

Armadillo-420でとれる構成としては、以下が考えられます。

1. UART(シリアル通信)を使う

         UART
       ---------- スレーブ1
マスタ   UART
       ---------- スレーブ2

Armadillo-420は、標準でUARTを3個使えるので、そのうちの二つを
スレーブとの通信に使うことができます。
シリアルインターフェース2/3は標準で約1Mbps程度、DMAを有効
にすれば4Mbpsで通信できます。

デメリットとしては、スレーブを増やすことができません。

2. Ethernetを使う
        Ethernet        Ethernet
マスタ ---------- ハブ ---------- スレーブ1
                    |   Ethernet
                    +------------ スレーブ2

間にハブをかませば、いくつでもArmadillo同士を接続できます。
通信速度も80Mbps近く出るので、十分に高速な通信ができると思います。
プログラムは、いわゆるsocketを使うことになります。

デメリットとしては、ハブを外付けするコストがかかります。

3. CANを使う
        CAN        CAN
マスタ ----------+---------- スレーブ1
                 | CAN
                 +---------- スレーブ2

Armadillo-400シリーズではCANも使えるので、こういった構成を取ることも
できます。この構成でも、スレーブを増やすことは簡単です。
Armadillo-400シリーズのCANレイヤはsocket CANという実装になっているので、
プログラムはsocketを使うことになります。

デメリットとしては、外付け回路でCANトランシーバが必要になります。

以上、ご参考まで。

hosoi さんは書きました:
> はじめてメーリングリストに投稿します。
> 細井と申します、宜しくお願いします。
> 
> Linuxの知識が全く無い状態ですが
> 3台のarmadillo-420をSPIで接続(1台をマスタ、2台をスレーブ)して通信を
> 行いたいと考えています。(比較的高速な通信が必要のため)
> インターネットを検索してみるとLinuxのスレーブのドライバーが無いように
> みえるのですが、アドバイスの程、宜しくお願いします。
> 
> 
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Koyo Takenoshita




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